CT検査
体の周囲にX線を照射して、臓器の異常を見つける検査です。全身を一定の輪切りにした状態を画像として可視化できるため、体内部の様子がよく分かります。胸部・腹部を中心とした観察によって、がんの位置や形状(形や大きさ)を確認することができます。
また、CT検査は脳卒中の疑いがある場合も、直ちに行われる検査です。もし脳内に出血している箇所があれば、その部分が白っぽくうつり、梗塞がある時はその部分が黒っぽくうつります。脳出血の場合は、このCT検査によってほぼ100%確定することができます。出血が確認できない場合は、虚血性の疾患(脳梗塞などの血管が詰まる病気)の疑いが強くなります。
予約不要で当日検査ができます
検査にかかる時間は15〜30分ほどです。
当クリニックでは、事前予約なく、診療時間内であれば当日すぐに検査を受けることができます。
レントゲン検査
X線を胸部に照射して、胸部におけるなんらかの異常を発見するために行われる検査です。X線検査では、心臓や骨は白く映り、肺は黒く見えます。黒い肺に白い部分(陰影)が映る時、がんの可能性を疑います。特に、肺の奥の方にできたがん(末梢型肺がん)を発見するのに有効です。
異常の疑いがあったからといって、必ず「がん」とは限りません。がん以外のいろいろな病気も陰影として映ります。あくまでも、異常の有無を確認する目的で行われます。ただし、異常を指摘された場合は本当に病気があるのか、どのような病気が疑われるのかを検査する必要があります。その際は精密検査をご案内いたします。
心電図検査
心臓の筋肉の収縮は、電気信号によって制御されています。心電図はこのわずかな電気信号を記録したものです。波形の乱れから、心臓の異常を読み取ることができるため、心臓の疾患を調べるためにはとても重要な検査です。
例えば、不整脈の有無は心電図に顕著に現れます。正常な心電図は、心臓の収縮によって規則正しいリズムで波形が描かれていきます。しかし、電気信号の発生異常や伝導異常で不整脈が生じると、波の波形が乱れて不規則になる状態が確認できます。
採血検査・尿検査
尿検査
尿の色を見て、潜血の有無などを判断します。尿潜血の場合、炎症や結石、腫瘍などの疾患が疑われます。また、尿糖の数値が高ければ、糖尿病が疑われます。
このように、
私たちが日常的に抱える健康の問題には、
- 腎疾患、肝疾患、泌尿器の疾患
- 様々な感染症
- 糖尿病
- 結石、腎臓や肝臓の腫瘍
など、様々な異常の可能性を判断できます。
採血検査
血液を調べることで
- 白血球や赤血球の数
- コレステロール値
- 肝機能や腎機能の異常
などが判明します。
検査項目は40以上あり、8割以上の病気はこの採血検査の結果によって調べることができます。